こんにちは、トモヤミです。


台風12号が近づいてきてますね。

今回の台風は進路が異例で、気象庁も予測不能の被害に気を付けるように呼び掛けています。

ということで、こんな日はおとなしく家に引きこもって映画鑑賞!

今回オススメしたい作品は





『イントゥ・ザ・ストーム』

★★★





本作は他に類を見ない大規模な竜巻に襲われたアメリカ中西部コロラド州シルバートンの一日を描いた物語。
今回は様々な登場人物が操作するホームビデオの映像によって構成される設定。

そのため当然、手持ちの長回しワンカットが多いのだが、その中でのストームに巻き込まれシーンは完全一人称で表現されるのでMAXの体感迫力!


シルバートンの地元高校の教頭ゲイリー(リチャード・アーミテージ)と息子の兄ドニー(マックス・ディーコン)と弟トレイ(ネイサン・クレス)を中心に物語は進んでいきます。
他にはピート(マット・ウォルシュ)をリーダーとする、カメラに撮影する為、竜巻を追跡しているドキュメンタリー製作チーム“ストーム・チェイサー”。

竜巻ハンターのピートは目的に対する執念は常識を逸脱するも人間としての常識はギリギリ外さず素敵。また父子の確執や救出に向かう父の姿なども説明的演出を排除することによってより自然で、観客が感情移入しやすくなっています。

対竜巻撮影用の特殊超重装甲車「タイタス」に乗り込む“ストーム・チェイサー”だが、この「タイタス」が非常にカッコいい。「タイタス」の紹介VTRが、“一番の見所”と言ってもいいかも知れない。

もう一組の重要人物は、YouTube投稿に燃え竜巻を追う、ある意味“ストーム・チェイサー”であるドンク(カイル・デイビス)&リービス(ジョン・リープ)・コンビ。この二人は、緊張感漂う本作の中で、良いアクセントとなっており、かなり楽しく面白く大いに笑わせてもらえる。

最新VFXを駆使して創り出した直径3,200メートル、秒速135mもの前人未到の大竜巻は観る者を圧倒し、「超・体感型(エクストリーム・エクスペリエンス)ムービー誕生!」という謳い文句も大袈裟に感じない素晴らしい出来映え。

スピーディーなストーリー展開に加え、竜巻の恐怖がスクリーンから大迫力で迫ってくる様は一見の価値があります。特に中盤あたりで展開する小さな竜巻の群れは圧巻。本当にその場にいるような恐さが伝わってくる。建物の崩壊に始まり、瓦礫や車が巻上がる様は他のデザスターもので観ているものの、その迫力はかなり違う。これは撮り方が多大に影響しているようにも思います。

終盤の超巨大竜巻に関しては、旅客機が巻き上げるシーンだけ見ても、そのすさまじさが伝わってくる。ピートが「タイタス」と共に目にする、幻想的な光景と、その行く末も見逃せません。

ディザスターもの・パニックものにはお決まりの、トーリン家やアリソン母娘を中心とする家族愛・絆の再生も描かれ、また、現実とは思えぬ程の極限環境下でのドニーとケイトリンの高校生の淡い恋も、異常空間に咲く一輪の花となっており、いやらしい位に抜け目がない盤石の構成。


台風時にあえて家で竜巻映画を観るのも、気持ちが明るくなってオツなもんですよ

最期のメッセージ「未来より現在が大事だよ」「ヒーローとかいるけど、本当の惨事にはごく普通の人が活躍するもんだ」なども、演出によっては非常にクサく仕上がるところを、災害で助かったお爺さんがボソッと語るものだから、なんかとても重みがあったり、色々な細かいところで良く作られていると思います。

家にいて不安で寂しい気持ちが、少しでも晴れますように