トモヤミです。


お盆休みですね。皆さんはご先祖のお墓参りは行きましたか?


疲れていたり、予定が入ったりしてお墓参りに行かない人も、一年にこの時くらいはご先祖様の事を想い、天国にいる大切な人へ感謝の気持ちを伝えてあげると良いと思います。


本当に19秒でもその人の顔を思い出すだけで、ご先祖様も安心してくれるはずです。






『リメンバー・ミー』

★★★★



抜群の安定感で、笑いあり、涙ありできれいにまとまっている作品。


さすがピクサー、さすがディズニー


音楽との接触を禁じられた靴職人家族のなかで育ったミゲルが死者の国に迷いこみ、元の世界に帰ろうとするファンタジー映画。


笑いと冒険がまじり、最後にはきっちり泣かせるという王道の作り。


最後こうなるんだろうなーって途中から分かるのに泣かされてしまう。



文句なしの傑作!



馴染みの無いメキシコの“死者の日”。

でもこれって、日本のお盆と全く同じ。年に一度だけ死者が現世に帰ってきて家族と過ごす。死者と生者はいつまでも繋がっている。万国共通。こういう習わしって素敵だと思わされる。


それをファンタスティックな冒険と感動的な家族の物語に仕上げる、さすがのディズニーピクサー。


イメージを覆すようなカラフルな“死者の国”。これはもう、アニメーションならではのイマジネーション!


出国/入国審査や手続きとか、現世をちょっぴり風刺。写真を飾ってないと現世に戻れなかったり二度目の死だったり世界観が面白い。


あの世がこんなにユニークだったら、もし死んでも嫌じゃない…なんて考えたり。


キャラ描写の上手さもいつもながら感心する。
何と言ってもやはり、主人公の少年ミゲルが死者の国で出会う陽気なガイコツのヘクター。主人公に同行する少々問題アリのコメディリリーフかと思いきや、実は…。意外や歌も上手く、ここら辺の伏線が終盤感動に繋がっている。


音楽が大好きな靴屋の少年ミゲル。憧れは偉大なミュージシャン、デラクルス。実はデラクルスこそ、ひいひいおじいちゃんだった。が、そのひいひいおじいちゃんが家族を捨て音楽を選んだ為、一家では音楽が禁止に。

家族に反発して音楽を諦めないミゲル。死者の日にデラクルスのギターを弾き、死者の国に迷い込んでしまう。戻るには、先祖の“許し”を得る事…。


どんな家庭にだって決まり事はある。でも、この一家の音楽禁じは厳し過ぎ!極端に言えば、音楽の“お”の字もダメ!大好きな事が出来ないミゲル。勿論、家族も大事。その板挟み。ダメ!ダメ!ダメ!…と抑え付けられる子供は見ていて胸が痛くなる。それを決めたのは、ひいひいおばあちゃんのママ・イメルダ。なので、死者の国で音楽に理解を示してくれない先祖より、同じ音楽を愛するひいひいおじいちゃんデラクルスから“許し”を得ようとデラクルスを探す…。


てっきりデラクルスが家族を捨てた本当の理由があって、家族と和解して…という話の流れになるだろうと思っていたら!



驚きの展開に!



話の展開は面白く飽きさせず、見事、家族と家族を繋ぐ音楽の物語に着地している。


それにしても、家族の中に大悪党が居なくて良かった…。


死者も死ぬ。それは、現世で自分を覚えている人が誰も居なくなった時。何だかそれが日本でも問題になってる孤独死と通じるものを感じ、悲しさや寂しさをひしひしと痛感した。


本作はメキシコの祝日「死者の日」を題材にして、家族愛をあたたかく描いている。


ストーリーはわかりやすく、その上でどんでん返しを含んでおり、無駄なく計算された伏線が終盤に次々と回収されていくあたりはお見事。


ココばあちゃんとミゲルの絡みが暖かく笑顔になってしまう。死者の国でココばあちゃんがヘクターと会って自然に親子として絡めるシーンは最高に幸せな気持ちに。


なんの予備知識も持たずに鑑賞したけど、メキシコの雰囲気や文化に触れることができたのもおもしろかった。

日本のお盆に通じるものがあり、先祖を敬う気持ちや家族の大切さを改めて感じさせてくれます。

久しぶりに実家の仏壇に手を合わせたくなった。どのキャラに感情移入して見るかによって感じ方は変わるが、子供から大人までどの年代層にもおすすめできる、とても良い作品!